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気分がいいときは、思考パターンはまったく異なる。
まず心配が減る。 他人のほうがうまくやっていると考えたり、そう考えることにエネルギーを浪費するのではなく、人はそれぞれちがう道を進み、みんなそれなりに努力しているのだと考えることができる。
お金もうけは骨が折れると文句を言うのではなく、自分だけでなく他人にも豊かさをもたらす作戦を練り、お金もうけのプロセスを楽しむことさえできる。 お金にはかぎりがあるとは考えずに、みんなに行き渡るだけ充分あるはずだと考える。
そして、大多数の人は惜しみなく与える気持ちがあり、与えようとしない人は心の奥にひそむ純粋な気持ちを忘れてしまっているのだ、ということに気がつく。 気分の変化にはどう対処すればいいのか。

いい気分のときは感謝の気持ちを大切にし、ダウンしているときは言葉も振る舞いも品を失わないよう努力する。 また、気分が自分の思考や感情におよぼす影響も自覚しておけば、ダウンしているときに考える内容も真剣に受けとめず、気分のせいだと軽くあしらうことができる。
創造性と豊かさを生み出す能力とのあいだにも、これと同じパターンがみられる。 気分が沈んでいるときは、私生活でもビジネスでも重要な決断はしないことだ。
自分に無理やり決断を迫ってはいけない。 決断に必要な思考力も知恵も、いい気分のときほど安定していないからだ。
それでも自分の気分のままにくよくよしたくなった場合は、抵抗すること。 気分がよくなれば創造性も高まるのだから、心配するのはやめよう。
よくいわれる「うますぎる話は眉つばもの」という言い方は、必ずしも正しいとはいえない。 むしろ、この格言のもととなった疑念やひねくれた態度が、絶好の機会を見逃すきっかけとなる。
皮肉な考え方と豊かさは共存しない。 皮肉屋、批評家、疑り深い人は、「うまくいきっこない」とか「話がうますぎる」などと最初から否定的な色眼鏡を通して判断するため、じつはだれにも劣らない「心配症」だ。

つねに他人がどう思うかを気にかけ、みんなのやっている「正しいやり方」にこだわり、現状にすがりついて心を閉じているとき、親しい友人から有力株の話を聞く機会があった。 私以外に4人もいたが、残念ながら全員シラけた調子で「はいはい、そりゃ、いい話でしょうけどね」と受け流していた。

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